どうも!引き続きWWDCの4日目に参加中のiOSチームのかっくん(@fromkk)です。
先ほど What's New in Testing というセッションを聴講してきて良い感じに進化していたのでシェアしたいと思います。
異なるアプリを跨いでUIテスト
これまでは1つのアプリケーションしか開けませんでしたが、 XCUIApplication
から複数のアプリを開いてテストを実行する事が出来る様になりました!
class XCUIApplication { init(bundleIdentifier: String) init(url: URL) }
アプリを切り替える時は activate()
メソッドを実行すれば切り替えられる様です。
それに伴い state
というプロパティが増えました。
class XCUIApplication { enum State { //The application's current state is not known. case unknown //The application is not running. case notRunning //The application is running in the background, but is suspended. case runningBackgroundSuspended //The application is running in the background. case runningBackground //The application is running in the foreground. case runningForeground } }
異なるアプリもそうですが Extension
でも利用出来るそうなので、利用シーンは多そうですね!
Closureでテストをまとめる事が出来る様になりました
一つのテストの中でたくさんのコードを書いているとどの部分がどういうテストをしているのか分かり辛くなる事がありますね。
そういう事を回避する為に、QuickとNimbleを利用する事もあったのでは無いでしょうか?
これからはClosureで処理を囲む事で一つの処理をまとめる事が出来ます。
XCTContext.runActivity(named: "hogehoge") { activity in // some tests }
また、XcodeのReport Navigatorの中にもActivityの名前が表示される様になるので便利です。
スクリーンショットの撮影
これまでもXcodeはテスト事にスクリーンショットを撮ってくれていましたが、好きなタイミングだったり、要素毎に撮影する事が出来ませんでした。
その為にFastlaneのSnapshotを利用している人もいたのでは無いでしょうか?
次のメソッドを利用するだけで好きなタイミングで画面のスクリーンショットを撮影する事が出来る様になります。
XCUIScreen.screenshot
次の様にすれば要素のスクリーンショットを撮る事が出来ます。
XCUIElement.screenshot
撮影した物はActivityのAttachmentsに渡す必要がある様です。
画面のスクリーンショットを撮影する例
XCTContext.runActivity(named: "Take screen shot") { activity in let screenshot = XCUIScreen.main.screenshot() let attachment = XCTAttachment(screenshot: screenshot) attachment.lifetime = .keepAlways activity.add(attachment) }
また、Schemeの設定から自動的にスクリーンショットを撮影したり、テストが成功した時にはスクリーンショットを削除するオプションや、テストが成功した時にはAttachmentsを削除するオプションもある様です。
まとめ
この様にXcode 9で痒い所に手が届く様になってきて嬉しい限りですね!
引き続きWWDCで色々情報をウォッチしたいと思います。
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