はじめましてSREチームのjohnnyです。 こんなニックネームですが、れっきとした和製日本人です。
さて、弊社では2017年上期から社内の組織変更があり、チーム制度が始まりました。
以前は機能別にiOS、Android、サーバサイド、PMなど職能や技能ごとにチームが分かれていました。
新しく始まったチーム制度は、大きく2つに分かれます。
- KPIを軸に各職能のメンバが集まったチーム(新規獲得、有料会員転換)
- 機能に特化したチーム(SRE、分析、マーケティング)
これに加えて、UX向上を目的とした全社横断PJも存在します。
今回は私が所属するSREチームの役割と目標について簡単に説明いたします。
そもそもSREって?
SREの定義
Site reliability engineering (SRE) is a discipline that incorporates aspects of software engineering and applies that to operations whose goals are to create ultra-scalable and highly reliable software systems.
-- Defined by Ben Treynor, founder of Google's Site Reliability Team: "what happens when a software engineer is tasked with what used to be called operations
サイト信頼性工学(SRE)は、ソフトウェアエンジニアリングの側面を取り入れ、超スケーラブルで信頼性の高いソフトウェアシステムを作成することを目標とする業務に適用される規律です。
SREの定義についてWikipediaから引用しました。
これは非常に抽象的な定義のため、幅広い解釈がされているように思います。
実際、SREチームと言っても各社ごとに職務内容や責務が異なります。
日本ではメルカリさんやはてなさんが非常に有名で、最近ではいろんな会社でSREチームが存在します。
個人的に調査した結果ですが、
- インフラやサーバサイドに軸足を置いたエンジニアが中心である
- 主要な役割
- サイトのパフォーマンス向上
- 開発効率を上げるための開発(テスト環境の整備やエンジニア向けツールの作成など)
- 技術的負債の解消(Issue対応)
こういう要素が共通してよくみられました。
TimersにおけるSRE
さて、弊社におけるSREチームの役割ですが、概ねは同じです。 しかし、あえて広めの定義にしています。
下記は全社に向けて説明した際の定義です。
ユーザが当たり前のように 快適なアプリを いつでも 安心して 使える環境を提供する
ために動くチーム。
どんなに凄い施策やUIを考えたところで、そもそもアプリが使えないと無価値です。
各チームが考えた最高の施策やUXを支えるための基盤を整えることがSREチームの使命です。
各要素についてもう少し具体的な説明をすると、 1. 快適なアプリ - サクサク動くパフォーマンス - 高速なリリースサイクルで新たな価値を提供 1. いつでも使える - 落ちないサイト/アプリ - 障害の再発防止 1. 安心して使える - セキュリティの担保・コンプライアンスの遵守 - CS/運用業務の品質UP・効率化
あくまでも一部ですが、こういった点に注目して活動しています。
中でもCS/運用業務の品質UP・効率化を上げている点は少し特徴的かと思います。
Timersではまだ人数が少ないことも有り、ひとりひとりのエンジニアがたくさんの役割を担わなければなりません。
ただ、これには大きなメリットがあります。
ビジネスロジックに理解を深められることや、フロントエンドの技術に触れることが出来ること。
そして、自分のアウトプットに対して直接フィードバックを貰えることです。
普段インフラやバックエンドを中心に仕事をしていると、 アプリを使っているユーザのことを身近に感じることは難しくありませんか?
私が未だ駆け出しの頃、自分が掲げた目標をなかなか達成することが出来ずに悩んでいた私は先輩のインフラエンジニアに相談をしました。
どうやってモチベーションを維持しているのか、という私の問いに対し先輩は
「目の前の仲間を助けたいという思いで仕事をしている」
と答えてくれました。
サーバーの先、アプリの先にいるユーザを幸せにするためには、まず目の前の仲間を幸せにすることが大事だという彼女の言葉は私のエンジニア人生の柱となっています。
最後に
Timersでは新しくSREチームが出来ました。
日々色んな問題に直面しつつも日々改善を行っています。
CIの改善、業務アプリのリニューアル、インフラのコード化、 などなど・・・
やりたいことは日々山積みですが、一つずつ着実に進歩しています。
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