[update 5/4/2019] 一部誤解を招く表現があったため、記事の表現を一部修正し、CTOからの説明を追記しました。
こんにちは、BizDev 兼 Analytics (あと一応PM) を担当している岡本です!
皆さん、新規サービスの開発(特に検証段階の開発)はどうやっていますか?
デザイナー・エンジニアのチームで作り上げるフローが多いのではないかと思います。
ただ、リリースしてみてうまく行かなかった時の徒労感が半端なくて、なかなかリスクを取りにくいというのも現実問題としてあるのではないでしょうか。
そこで、今回はエンジニアの稼働を使わないでサービス開発することを紹介したいと思います!
まず、エンジニアの稼働を使わずサービス開発することのメリットを載せておきます!
- 新サービスの仮説検証の高速化
- BizDev とデザイナーだけで済むので、最短でリリースして検証出来ます。Timers では、これでだいぶリリースまでの期間を短縮化しました。
- エンジニアのリソースの最適化
- あたるかどうかわからないサービスについてエンジニアのリソースを投入してダメだったときのリスクを排除できます。(裏を返せば、本当に必要なサービスの開発にだけエンジニアのリソースを集中できるという効率化が図れます!)
CTO談:
弊社の展開するFammでは新しい商品(フォトブックやDVDなどの物理的な商品)やオフライン体験の絡むサービスを常に多数開発しているのですが、実際にエンジニアも一緒になって作り上げる場合は
- ユーザー向け画面の開発(ネイティブ or web)
- 第三者企業(メーカーなど)との交渉、オペレーション構築
- サーバーサイドで業者納品フォーマットに沿ったデータ出力のワークフローやバッチなどの開発
など、非常に多くの要素が絡んで来ます。商品としてユーザーの課題を解決しているか定かではない商品にその規模の開発を行い、ユーザーにぶつけてみて「商品の魅力がなかった」という理由で使われないとサンクコストが非常に大きくなってしまいます。
弊社ではリーンスタートアップの「MVPによる仮説検証を行う」という価値観に基づき、仮説検証はできる限りエンジニアの開発なく行い、プロダクト開発チームは仮説が実証できたものを最善のUI/UX/技術基盤で提供することに頭を使うことが出来ます。 長期運用を考慮したサーバーレスでのバックエンド設計や、たくさんの社内フィードバックを元にUI/UXをブラッシュアップしていくこと、テストや品質観点などに集中をします。 MVP仮説検証のための細かい入力フォームや画面デザイン調整などに時間を取られコンテキストスイッチが発生することを防いでいます。
上記のメリットに魅力を感じていただける方は次にTimersではどうやっているかをご紹介します。Timers では、主に新サービスの仮説検証をする際は、下記のツールを使っています。
- Squarespace: Web ページを作成するため
- SurveyMonkey: 申込みフォームとしてつかうため
- Google Spreadsheet: データをまとめておくため
- Zapier: SurveyMonkey と Google Spreadsheet を連携するため
ここで特に重要なのは、Zapier (ザピエル or ザピアー) です! Web ページや申込みフォーム等は世の中いろんなツールがあるのでその会社にあったサービスを選べばよいのですが、異なるサービスを自動で連携してくれる機能がないと、例えば、下記のような作業を手動で対応しないといけません。
- SurveyMonkey で得られたデータをエクセルに落とし込む
- ユーザーに注文完了メールを投げる、など
上記のような作業であれば、Zapier を利用することでミスなく自動で繰り返し実行してくれます。そしてなにより非エンジニアでも設定できるので、エンジニアの稼働を使わずワークフローの自動化が可能です。 これで、新規事業の検証がぐっとやりやすくなるのではないかと思います。ただ、実際にはアプリにとかWebで実装して検証しないとわからない性質のサービスもあると思うので、一手法として参考にしていただければと!
興味のある方、新規サービスの検証の高速をしたい方はぜひ一度調べて見てください。 それか、一度弊社にご連絡をいただけると、ご相談に乗りますw
Zapier の具体的な設定の仕方はこちらの記事をご参照ください。
Zapier で SurveyMonkey と Google Spreadsheet を連携させて簡単に自動返信付きフォームを作ろう - Timers Tech Blog
積極採用中!!
子育て家族アプリFammを運営するTimers inc. では、現在エンジニアを積極採用中! 急成長中のサービスの技術の話を少しでも聞いてみたい方、スタートアップで働きたい方など、是非お気軽にご連絡ください! 採用HP : http://timers-inc.com/engineerings