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DXを向上させる為の施策紹介 #DX #DX向上

iOSDCのCfPを4つ提出したかっくん(@fromkk)です。昨年もLTで登壇させて頂いたので、今年も何かしら発表出来れば嬉しいです。

さて、巷では DX(Developer Experience) が話題ですね。
思えば弊社も開発に携わる人が気持ちよく仕事を進められる様な仕組みがいくつかあるなと思ったので紹介したいと思います。

No MTG Time

1年以上前の話ですが、弊社では新規機能の開発の為の打ち合わせや、チーム会議が色んな時間に乱立してしまい、コードを書くまとまった時間を取るのが難しい時期がありました。
エンジニアであれば集中する時間を纏めて取りたいというのは理解しやすいかと思いますが、ビジネスや企画を考える人達にはなかなか理解し難い事なのかもしれません。
そこで弊社では 14:30以降 をNo MTG Timeと定めて、基本的にその時間には打ち合わせを入れない様にしました。
勿論緊急を要するものやチーム内で合意の取れた打ち合わせは行う事もあるのですが、基本的にはチーム外との打ち合わせが入る事が無くなりました。
最初は慣れるまで時間が掛かりましたし、それこそ集中する時間が長くなるので脳がとても疲れました(笑)
今はもはや突然の打ち合わせが入る事は(基本的に)無いのでとても集中出来て良い仕事が出来ていると実感出来ています。

Team制

元々弊社は開発する企画が決まる度に、その時に都合の良いメンバーを集めて機能の開発を進めていました。要は企画を に依頼していたんですね。 ただ、それを続けていくと、「AさんとBさんのマネジメントの方法が違う」「メンバーが変わってコミュニケーションがうまくいかなくなった」等の問題が出る様になってしまいました。
それを解決する為に、開発する企画を 人ではなくチーム に依頼する事になりました。
これにより開発は同じメンバーでし続けられるので、マネジメント方法も大きく変えず、むしろチームにあった方法を模索する事が出来、コミュニケーションのコストをかける事なくスムーズな開発が出来る様になりました。
勿論たまには問題もあったりしますが、人が変わる事のコストより、チーム内で議論をして理解を深めた方が結果的に品質の良い製品が出来るのではないかと思います。

UX MTG

弊社で働いている人は、 より多くの人により良い体験を届ける 事を使命として働いています。
その為には新しい機能の開発も必要ですが、既存の機能も改善していく必要があります。
そういった既存機能の体験向上や、痒いところに手が届かない様な機能の改善を検討する為のUX MTGという打ち合わせが毎週あります。
勿論開催時間はNo MTG Timeの毎週木曜日の午前中です。
UX MTGの方法は、改善提案などの議題を持ち寄り事前に共通のAsanaに書き込みます。
追加した議題をその場で口頭で説明し、誰がどういう方法でするかを議論します。
やると決まったらDoing欄に移動し、次回以降のMTGで進捗確認を行います。
Doing欄の物はなるべく古い物が残り続けない様に気をつけています。
タスクには大小はあるのですが、大抵PM1人、必要に応じてデザイナー、クライアントエンジニア、サーバーサイドエンジニアが割り振られます。
Team制のデメリットとしてチームメンバー以外の人と一緒に仕事をする事が激減するのですが、UXタスクは やりたい と思った人同士が組むので、Team外の人と一緒に仕事が出来る良い機会にもなっています。

Task day

先述した様にNo MTG TimeやTeam制のお陰で機能の開発には集中出来る様になり快適な開発が出来る様になりました。
しかし、開発(Dev)も大事ですが運用(Ops)もとても大事な事だと考えています。
特に僕はiOSエンジニアなのでプラットフォームや開発言語のアップデートにはそれなりに時間を取られる事を何度か経験しています。
また、WWDC等で新しい機能が発表されたらいち早く試して製品に導入出来るかの検討も必要です。
更に、古くなってしまって見通しの悪いコードやバグの修正もしなければいけません。
こういった新しい機能の為の開発ではないが、コードを書く為の時間も必要ですよね。
これを解決する為に2週間に1日Task dayがやってきます。
ここでは上記の様な事に加え、UX MTGで出た案の対応もしたりしています。
エンジニアが「後でやらないと」と思ってた事って意外と後回しになって結局出来なかったりするので、こういう機会が仕組みとしてある事が非常に有難いなと思っています。

Tech lunch

エンジニアは変化の多い情報をキャッチアップするのも仕事の内かと思います。が、これを日々続けるのも大変ですよね。
弊社では毎週金曜日のランチの時間にエンジニアが会議室に集まって最新の海外の技術動画や、古いけど役に立つ動画を観ながらランチを食べるという Tech lunch を開催しています。
iOS/Android/Serverチーム毎に選択した動画を観るのですが、特に英語じゃないといけないわけではないけど何故か皆英語の動画をチョイスしてしています(笑)
基本的に英語字幕は表示しますし、英語が分からなくても時間が合えば英語ネイティブのCTOも同席するので安心です。

まとめ

ざっと思い付くものを並べてみましたがいかがだったでしょうか?
上記で挙げたものはエンジニアに限らずに開発に携わる人なら誰でも利用する事が可能です。
もし、少しでも取り入れられそうな参考になるものがあれば嬉しいです。
「自社でこうやってDXを向上させてるよ!」という物があれば是非教えてください!
まだまだ解決しないといけない事もたくさんありますがその改善も引き続き頑張ります。

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参考: DX: Developer Experience (開発体験)は重要だ - Islands in the byte stream

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