こんにちは、はじめまして!サーバーサイドエンジニアのひっしーです。
最近、Googleでお店検索すると訪問者数-時間帯グラフが見れたり、iOSの写真で人毎に自動分類がされていたりと、ユーザーのそんな情報も使えるように!?という驚きと頻繁に出会います。こういった先端技術を活かしたスピーディな着想、Technology-drivenなサービス改善はエンジニアから推進することができますよね。
というわけで今回は ユーザー情報活用によるサービス改善 について、ユーザー情報とは、その活用、弊社での事例をご紹介します。
ユーザー情報とは
冒頭であげたユーザー情報ですが、皆さんどんなものを想像されるでしょう?
以下に馴染みのあるものを並べてみました。一見、マーケティングのセグメント色が強く映るかもしれません。
- 年齢や性別 (男子中高生、 OL、高齢者夫婦)
- 居住地域 (アメリカ・日本、関東・関西)
- 嗜好や趣味 (好きな食べ物、休日の過ごし方)
また技術の進歩によって、より容易に取得できるようになったものもあります。
- 生活データ (起床、通学・通勤、帰宅、就寝時刻)
- 購買データ (ポイントカードに紐づく個人の購入履歴)
- 写真データ (撮影日時、位置情報、顔情報)
ユーザー情報のサービス活用
現在、ユーザー情報を活用したサービス革新に、どの企業も熱心に取り組んでいます。トレンドのビッグデータ活用も、この情報を個人から集団横断的に集め分析して意思決定に活かすものです。
もちろん弊社でもお客様によりよいサービスを提供するため、日々ユーザー情報活用の議論を行い、職種に限定せずエンジニアからも「こうしよう、あぁしてはどうか」という提案が行われています。
子育て夫婦アプリ Famm では
子育て夫婦アプリ Fammでは自動でお子様の成長記録・親孝行ができるフォトカレンダーサービスを提供しています。その中で カレンダーの初期写真の選定 や 表示位置調整 に、 写真の顔情報を活用 しています。
クライアント:写真アップロード時に顔座標情報を取得
サーバー :写真の顔座標情報をデータベースに保存
サーバー :カレンダー写真の選定ロジックでカレンダー初期写真を決定
クライアント:顔座標情報から最適なカレンダー表示位置に写真を自動調整
ご認識の通り非常にシンプルな写真データの活用方法ですが、実際にこの仕組みを入れる前後でユーザー目線に立ってアプリの印象が非常に良くなったと効果を感じています。お子様の顔写真が選ばれ、顔が中心にしっかりと表示されるようになった!といった感じです。
今後は、表情の喜怒哀楽量や位置・サイズ情報による分散選定等を検討し、お客様により良い親孝行やお子様の成長記録をお届けできるようエンジニアまで一緒になって取り組んでいます。
最後に
今回は、Tech Blogで ユーザー情報のサービス活用 という少し志向の異なるお話をしました。最先端の技術を知るエンジニアが、自身の携わるサービスをユーザー目線で捉えることで「この技術を活かせばこんなことできるぞ!」という着想が生まれ、より急速に世の中が充実していくのではと信じています。
もし「こんな視点、考えもしなかった」というエンジニアの方に、少しでも視点を持ってもらえたら大変嬉しく思います。ありがとうございました!
積極採用中!!
子育て家族アプリFamm、カップル専用アプリPairyを運営するTimers inc. では、現在エンジニアを積極採用中! 急成長中のサービスの技術の話を少しでも聞いてみたい方、スタートアップで働きたい方など、是非お気軽にご連絡ください! 採用HP : http://timers-inc.com/engineerings