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事業グロースの考え方

事業のグロースについて

こんにちは!Biz兼Analyticsを担当している岡本です。

今回は、事業のグロースについてTimersで考えて実施した内容をご紹介できればと思います。

ちなみに、みなさん、こんな悩みないですか?

  • 事業の売り上げを上げろと言われたけど、何から手をつけていいかわからない
  • 自分なりに改善案を出したが、いまいち周りが納得しない

かくいう僕も昔は上記のような悩みを持っていました。ただ、会社でグロースを任せてもらい、経営陣と直に議論しながら施策を実施するにつれて、どう進めればいいかなんとなくわかってきた次第です。

今回ご紹介する内容が全てではないですが、一事例としてご参考になればと思い、この記事を書きました。

グロースの目的として

そもそも、グロースの目的としては、本当に改善すべきところに注力することです。

ただ、この施策をやれば、絶対改善できると最初からわかっていたら、やればいいじゃんってなりますよね。何をすべきかわからない、本当にこの施策でいいのかわからないからこそ、多面的に考えて、視点の抜け漏れなく考えなくてはなりません。

(ちなみにTimersでは、グロースで実施した施策がどれだけ改善したかを見るためABテストを実施しています。)

グロースを進めるにあたって

もし僕がいきなり事業のグロースを進めてくれと会社から依頼されたら、下記の手順を踏みます。

①KPI(行動)に分解する
②KPI(行動)ごとの数値を明確にする
③KPI(行動)それぞれの課題を明確にする
④それぞれの課題に対する解決策を明確にする
⑤改善幅が大きく、リソース(時間やコストなど)がかからない箇所から検証

上記のフローをなぜとるかというと、下記の通りです。

  • 人それぞれ考えている問題点が違う
  • 経営陣としては最短で数値を改善してほしいと思っている

上記の前提があるからこそ、全員で認識をとって進めるためにも、数値を明確にしたり、視点の抜け漏れがないことを証明する必要があります。

そのため、このフローを踏むようにしています。(時間との戦い感はありますが)

事例

ただ、上記の内容だと抽象的でふわっと終わってしまうので、今回は事例を用意しました!

(改めてですが、これで改善できるかどうかはわからないですし、この手法が全てではないです!)

事例(マッチングアプリ)

目的:課金ユーザーを増やしたい 前提:アプリDL後・男性ユーザーの改善

一般的なマッチングアプリだと下記のフローになるのではないでしょうか。

・いいねを押す
・マッチング
・メッセージのやりとり(課金もこのタイミング)
・デート

この情報だけでは少なくてなんとも言えないですが、僕ならとりあえず、下記に分解します。

(個人的なオススメはユーザーの行動フローごとに分けて検討するのがオススメです。)

行動フロー

その上で、それぞれの課題を検討します。

行動フローから挙げられる課題リスト

その課題ごとに改善提案を検討します。

解決案リスト

最後に上記の改善提案で解決できるユーザーの割合と解決したことで得られる利益を勘案して優先度を決めていきます。

数値がない場合は、ユーザーヒアリングなどを通してそれが大きい課題で解決すると、より大きな価値を提供できると示す必要があります。

最後に

ここまで色々と書いては来ましたが、なんだかんだ大事なのは、ユーザーの課題は何かということとその課題の大きさではないでしょうか。課題を明確にできるとよりよい解決策も出て来ます。

ただ、ビジネスとして考える上では、多くの方を幸せにしないと成り立たない部分もあるので、その課題が本当に一定のボリュームが出るかどうかはちゃんと考えないとダメです。

Timers(というか、僕)はこのように考えて事業のグロースを検討しています。

他にもこういう考え方あるよーって方はぜひ教えてください!

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