今年もWWDCが終わってしまい少し寂しい気持ちのかっくん(@fromkk)です。
2~3日目まとめに引き続き4〜5日目も簡単にまとめたいと思います。
4日目
Building Faster in Xcode
Xcodeでプロジェクトをビルドする時に、ビルド速度を上げる為の取り組みやTipsの共有がありました。
Xcode 10より Debug
ビルドの場合はプロジェクト設定の Compilation Mode
を Whole Module
から Incremental
にした方が良いとの事。
Objective-CとSwiftが共存しているプロジェクトの場合、ヘッダーの出力に時間が掛かるのでむやみにヘッダーに出力させない方が良いらしいです。
Creating Greate AR Experiences
前半はAR画面にテキスト等を表示する時に、物体の大きさが変わらない様に Screen Space
で表示すると良いという発表でした。
後半はARに3Dモデルを表示する際に、ポリゴン数を抑えながらいかにリアルを追求するかという内容で、どんどんオブジェクトの表示がリアルになっていく様に少し感動しました。
A Tour of UICollectionView
UICollectionViewの基礎的な話からカスタムレイアウトを作成するにはどうるか、項目の追加・削除・更新時に気をつける内容などのTipsの詰まった発表でした。
内容は基礎的でしたが、以前Prefetchが登場した時の様にUICollectionViewに関するセッションは2人での掛け合いがあり個人的に面白くて好きです。
Automating App Store Connect
iTunes ConenctからApp Store Connectに変更になった旨は別のセッションが発表があった様でしたが、このセッションではAPIが出来た事が発表されました。
とはいえユーザーやグループの管理等の紹介に留まっていました。
簡単な仕組みや認証の方法も共有があったので、今からでもラッパーライブラリは作れそうですね。
時間が出来れば深掘りしてみたいなと思ったセッションです。
Advanced Debugging with Xcode and LLDB
リストアップされたバグをどの様にして解決していくかをライブコーディング形式で発表していました。
Xcode(というかLLVM)にこんな機能があるのかと驚く事が多かったです。
今後何度も見る事間違いないセッションです。
Bash
WWDCは毎年木曜日に広場で食事やお酒が提供され、祭りの様な雰囲気の中、アーティストを呼びライブをする Bash というイベントがあります。
今年はPanic! At The Discoというアーティストが盛り上げてました🎤
今年はゲリラ的にバッジを配るイベントはなかったけどバッジに意味を持たせて稀に配っていました。
卓球とかエアーホッケーとかゲームで楽しんでる人が多くいました。
ライブはWWDC仕様のステージ
5日目
User Interface Design Lab
朝起きて思い出してエントリーしたら抽選が当たったので行ってきました。
3年連続で参加出来ているんですが、毎年新しい目線の意見が貰えるので非常に貴重で有り難い機会でした。
今回初めて通訳の人が付いてくれてとても助かりました。
try! Swift San Jose
今年のtry! Swift Tokyo内で開催されたOpen Source Swift Workshopが好評だった為San Joseでスピンアウトした企画です。
丸1日のイベントで午前中は著名Swift Contributor達によるパネルディスッション、昼からはSwiftと関連リポジトリの設定方法などのPresentationがあり、その後はSwift Open Source Workshopがありました。
僕は後述するセッションも見たい気持ちもあったので中抜けしましたが、SwiftにContributeする為のきっかけとしては非常に良い体験だったと思います。
会場は隣のヒルトンホテルの会議室
円卓に番号が振られており、Slack上で「○番テーブル助けて!」の様なやりとりがされていました
Swift生みの親のクリス・ラトナー氏もパネルディスカッションに参加していました
Testing Tips & Tricks
先述したイベントを中抜けして見てきたセッションです。
WWDC 2018としては最後のセッションだったのでどうしても見たかったので中抜けしてしまいました😅
ネットワークやNotification
を利用する時のテストの考え方、protocol
でMock
を作成してインスタンスを入れ替えてテストするなど基礎的な内容がAppleから発表されるというのは面白いなと思いました。
Timer
やDispatchQueue.asyncAfter
を利用する箇所でもテストのスピードを落とさない為に、即時実行用のラッパーを作成してテストするというのは個人的に衝撃でした。
まとめ
こんな感じで合計5日間のWWDCが全て終了しました。
全体を通して楽しく過ごせたなと思っているのですが、その要因の1つにスタッフの人たちの明るさに非常に助けられたなと思います。
朝会場に着けば「Welcome!」「Good morning!」とハイタッチをしてくれて、
帰る時には「See you tomorrow!」、たまにゲリラ的に「Dub! Dub! D! C!」と掛け声が上がったり、待ち時間には「Woohoo👏🏻」といって参加者達を巻き込んで楽しもうという気持ちがよく伝わりました。
最後のセッションが終わった後に「See you next time!」と言われた時には絶対にまた来ようと思いました。
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